大石ケイジ的長沙日記
中国の美容室。
2004/03/15

  少し髪がうるさくなったのと白いのが多くなったので美容室に行って来ました。その辺の普通の美容室です。10人ぐらいの男女の美容師がいました。中国は男女兼用なので正確には理美容師と言った方が正しいかもしれません。

 3,4日、髪を洗っていなかったので洗髪を楽しみにしていたのですが裏切られました。
 「そうか、染める前だから汚れを取る程度になんだろう。」納得、納得、良心的。5分ぐらいで終わりカラーブースへ。

 なにやら分けの分らない着衣を二枚ほど着せられ、最初20グラム位のカラー液を頭のあちこちに付ける。10分ほど放置して今度は20分ほど置く。
 
 ほとんどマニキュア的塗布法と言える。各椅子の前にはテレビが置いてあって退屈はしないが隣のテレビの声がうるさい。

 やがてスチーマーを被せられる。とても熱い。皮膚が心配になって身体を下にずらしたら美容師が来てスチーマーをまた下げた。

 客は昼だけど混んでいた。でも、びっくりしたのは男性美容師の一人がヘアダイカップを持っているのかと思っていたら昼飯のどんぶりを持っているのだった。口に運んだので仰天した。立ったまま、しかも、店内・・・

 やがて、店が空いてくると、スタッフの一人が、客待ちのソファで昼寝を始めた。二度びっくり。三度目、別なセット椅子で二人の美容師がテレビを見ながら按摩を始めた。のにはもう僕も慣れてしまっていた。

 そう言えば以前、大きなレストランで受付の小姐が二人、キップを売りながら、どんぶりから麺を口に運んでいたっけ。驚くことは無い、ここは何事にもおおらかな中国大陸なんだ。

 カラー施術が終わってシャンプー椅子に案内される。
 「さあ、今度はマッサージ専門の中国のこと、たっぷり洗ってもらえるぞ。」
 一度目は軽く、二度目こそゴシゴシと、と思っていたら、何やらタオルで頭を拭きだしたのだ。

 シャンプーは5分足らずで終わった。ガッカリ。
 ニッコリ笑って、手招きする男性スタイリスト。
 カットも20分足らず。又、シャンプー小姐が手招きする。三度目の正直か?また、ガッカリ三度目。今度は2分。切った髪の毛を流しただけでした。

 範先生と二人分のカラーとカットの料金は〆て75元でした。 二人で1000円!!安い! ほんと!

 写真左:僕の髪を担当したかっこいい美容師
   中:昼寝を始めた美容師。後の按摩シーンとどちらを載せようか迷いました。
   右:気持ちよさそうなシャンプー椅子だったけど。

 (夜バージョン)NHKの記者・増田様からお電話を受け通程国際大酒店でお会いしました。しばらくこのようなデラックスホテルに入ってないので、馬鹿でかい玄関で少々気後れがしました。わずかばかりの間にすっかり現地人化してしまったのでしょうか?

 いいコーヒーの匂いがしてきます。マクドナルドの匂いとは違う久方ぶりの香りです。横じゃなくて前が殆ど腰まで割れたチーパオを着た8頭身(死語)小姐が流暢なイングリッシュで問う。

 「ハウ アバウト ブルーマウンティン?」中国なんだから「ゼンモヤン!!」のほうがいいのに、英語の方が上品に聞こえるのか?

 だから、中国に来ている英語教師が絶対、中国語を覚えようとしない。とわが仲間、合肥市の日語教師・加治佐氏が怒っていたつけ。

 初対面の増田氏だったけど、電話で何度も話していたので、旧知のように思えた。未だ来て少しも経たない僕なのに知ったかぶっていろいろ話した。
 こんな僕の性格をいつも妻に叱られる。いつも、あとで後悔する。

 増田氏を僕の学校の見える所まで案内して別れる。
 横断歩道を渡ろうとしたら、教科書を脇に、噂をしていた屈 武クンが例の笑顔でこっちへ歩いてくるところだった。も少し早かったら増田氏に紹介出来たのに。