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フーテンくまさんの長沙日記

  

本場の中華料理をたらふく食べたい,中国の雄大な自然に触れてみたい,そんなたわいもないことを考えていたら,いつの間にやら中国の日本語学校で働くことになりました。当然,中国語も全然話せません。あるのは旺盛な食欲と,好奇心だけ。そんな,まるで冬眠明けのクマみたいな私が,見て・食べて・遊んで・触れ合った中国をお伝えします。


                  
2011年3月   奥山
       


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2015/02/18

大好了


ohisasiburi

2012/01/08

我不会説漢語


 もうすぐ黄花空港へ出発。
 長沙に来て4カ月。食べて遊んでばかりの4カ月。中国語はまったく上達しなかった。

 食堂では今でも身振り手振りの注文。近所のラーメン屋では,私が行くと菜箸を渡してくる。壁のメニューを指し示すため。

 朝食の肉まん屋の店員さんは私の好みの肉まんをすぐに4個出してくる。
 果物屋のおじちゃんはいつもゆっくりと金額を教えてくれる。

 スーパーの店員さんたちは道であっても「ハ〜イ!」と声をかけてくれる。
 最初に行った食堂のお母さんは店の前を通るたびに話しかけてくる。

 バドミントンでは,ペアの女性が見るに見かねて特訓してくれるし,会長はいつも「上手,上手」とおだててくれる。

 学生達はあちらこちらに連れて行ってくれるし,いろんなイベントにも一緒に参加した。

 双節棍もやってみた。コスプレも見た。孔明灯も揚げた。鳳凰へも行った。岳陽楼も洞庭湖にも行った。

 地元の料理もたらふく食べた。有名なお酒もたくさん飲んだ。カレールーの売り上げにはだいぶ貢献したと思う。

 充実した4カ月。あっという間の4カ月。みなさん謝謝!

2012/01/07

温故知新


 1時から雷さんと友人の任さんと3人で黄興路へでかけた。

 今日は写真をとることが主な目的。先日連れてきてもらった雷さんの実家周辺の路地が撮影現場。

 古い中国の街並。生活感あふれる中国。つまり日本が失くしてしまった風景がそこにある。

 そんな街並を歩いていると時間を忘れる。子どものころの故郷の風景。まるでタイムスリップしたような感じ。自分がどこを歩いているのかさえも分からなくなる(地理不案内とは別に)。近くには孔子ゆかりの建物もあり,論語の名文が壁に並んでいた。

 散策した後,近くの喫茶店に入った。とてもおしゃれな雰囲気の店内。

 まるで六本木や原宿あたりにありそうな感じ(行った事ないけど)。一歩表通りに出るとこんなしゃれた感じの店が立ち並ぶ。

 店員さんは日本語が少し話せた。気をきかせてくれたのか日本の歌も流れた。ジャズ風なアレンジの「SWEET MEMORIES」と「Fall in Love」。

 任さんは雷さんの日本語学習仲間。日本のアニメが大好きな高校3年生。

 彼女は4月から東京に留学するそうだ。コスプレイヤ―だそうなので,夏にはアキバでコスプレをやっているかもしれない。

 ちなみに珈琲1杯38元(約460円)。

2012/01/05




 範先生・劉先生ご夫婦が送別会を開いてくださった。バドミントンの会長の李さんご夫婦もいらっしゃった。

 おいしい四川料理と美味しいお酒をたくさんいただいた。どの料理もまろやかな辛さがとてもおいしかった。有名な四川料理のコースを腹いっぱい食べることができた。
 
 みなさんの会話はほとんど分からなかったが,李さんが私の故郷のことを尋ねてきた。劉先生に綺麗な海と満天の星空のことを通訳してもらった。

 ここ長沙に海はない。残念なことに,霞んだ夜空に昴を探すことはできない。このふたつとも何物にも代えがたい。ぜひ,お世話になった方々にその美しさを実感してもらいたい。

 途中から範先生と劉先生の息子さんも参加した。中学生の彼は,範先生によく似た男前。バスケットをやっていて,日本語も少しは話せる。3年後くらいに日本へ留学するそうだ。

2012/01/04

豊かさを求めて


 雷さんが実家に用があると言うので一緒に連れて行ってもらった。雷さんの実家は黄興路の広場からちょっと奥に入ったところにある。

 メインストリートは若者達でにぎわっているが一歩筋が違うと雰囲気が全然違う。

 この古い街並みでは,華やかなファッションで着飾った世界2位の経済大国とは別の庶民の生活のにおいが感じられる。

 中国の人々も豊かさを追い求めている。古い建物がどんどん取り壊され,都市計画のもとモダンなビルが立ち並ぶ。日本がそうだったように。

 中国は物価が安い。だが,贅沢品に関していえば日本とさほど変わらない。

 たとえば車,国産の車は確かに安い。それでも,5万元(約60万円)はするそうだ。しかし,長沙市内を走っている車の多くは外国メーカーの名前が入っている。外国産の輸入車に関して言えばほとんど日本と値段は変わらない。

 長沙の車の保有台数は100万台を突破し,ひと月に約20万台のペースで増えているそうだ。最近行われた商談会で1日2万台の契約があったという。長沙市内の車の多さとその種類で中国の発展のスピードを感じ取ることができる。

 ガソリンの値段も高い。また,珈琲やチョコレートなども日本とさほど変わらない。マクドナルドやケンタッキーの値段も同じようなものだ。

 1日15元(200円)で食費はまかなえる。しかし,ケンタッキーでチキンとコーラーをたのんだら,それで約20元。それでもケンタッキーはいつも満員だ。

2012/01/03

「又見炊烟」


 インターネットを見ていたら王菲の話題が出ていた。彼女の美しくすんだのびやかな歌声が画面から流れてきた。

 しばらく聴いていると懐かしいメロディーに気づいた。10秒くらいしか流れなかったが,

 何回聴いてもこれは「里の秋」の出だしだ。画面には「又見炊烟」と曲名が出ていた。

 さっそく調べてみると,やっぱり「里の秋」だった。テレサ・テンも歌っていた。中国で日本の唱歌を聴くとは思わなかった。中国語の「又見炊烟」も,なんか落ち着く。ご飯が食べたくなった。

2012/01/01

おだやかな年明け


 午前0時にあちらこちらで花火が打ち上げられた。日本より1時間遅れの新年。

明けましておめでとうございます。
   今年もよろしくお願いします。

 初日の出は雲と霧で残念ながら見ることができなかった。しばらくは天気が悪そうだ。気温は思ったほど低くない,鹿児島の方が寒いと思う。この冬は異常に暖かいそうだ。これも,温暖化の影響かもしれない。

 昼過ぎに雷さんと功夫クラブの学生2名が訪ねてきた。男4人で私が作った雑煮らしきものを食べてみた。やっぱり餅を食べると正月の気分になる。ここの餅を初めて食べてみたがおいしかった。次はぜんざいにも挑戦してみよう。

 雷さん達はこれから黄興路へ買い物に行くということだ。誘われたが今日はやめておいた。天気が良くなったら写真を撮りに行こう。

2011/12/31

大晦日


 今,10時を回った。もうすぐ,年が明ける。いろんなことが起きた2011年がもう終わる。

 今年は絶対忘れられない一年となるだろう。未曾有の大災害。今までの価値観が大きく揺さぶられた一年だったと思う。
来年こそ良い年になりますように。
 皆様よいお年をお迎えください。

2011/12/30

放送室


 今日から冬休み。帰国するとき上海で一泊するホテルを予約してもらうために事務室に出かけた。葛先生にお願いしてなんとか予約完了。

 その後,雷さんから電話があり,学校の放送部を見学に行くことになった。

 正門のそばの学校の事務室の建物の一室に放送室はあった。5人ぐらいの学生がお昼の放送をしていた。齊さんという学生がいろいろと教えてくれた。

 雷さんの話では彼女の標準語はとても美しいらしい。先日行われた新年祝賀会の司会もしていたとのことだ。

2011/12/29

会話のテスト


 今日は会話の試験。学生達も緊張気味。授業が終わるとみんなそれぞれ故郷へ帰って行くので,1時間早めにスタートした。

一人5分程度,文型・発音・会話の流れ等をチェックした。決められたテスト用紙があるわけでもないので,これまで学習してきたテキストからピックアップして質問した。

やっぱり敬語が難しかったようだ。日本人でも間違えるのだから当然かもしれない。来学期は1級目指してがんばれ。

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